regenerative medicine

再生医療

動物の再生医療とは、病気やけが、加齢などによって損傷を受けた動物の組織や臓器を修復・再生し、機能を回復させることを目的とした医療技術です。主に幹細胞(特に間葉系幹細胞)を用いた治療が中心となっており、動物の体内で失われた組織や損傷した部位を修復することを目指しています。

動物の再生医療では、以下のような治療法が用いられています。

1. 幹細胞療法


幹細胞とは、さまざまな細胞に分化する能力と、自己複製能力を持つ細胞のことです。特に間葉系幹細胞と呼ばれるものは、骨、軟骨、神経、筋肉などに分化できることから、関節炎や椎間板ヘルニア、神経疾患などの治療に使用されています。
幹細胞は主に脂肪組織骨髄から採取され、培養して増やした後に患部へ注入することで、組織の再生を促します。

2. PRP療法(多血小板血漿療法)


PRP(Platelet-Rich Plasma:多血小板血漿)とは、動物自身の血液から血小板を多く含む成分を抽出し、患部に注入することで、自然治癒力を高める治療法です。血小板に含まれる成長因子が組織の修復を促進し、特に関節炎や靱帯損傷などの治療に有効とされています。

3. 組織工学


組織工学は、体外で細胞を培養し、人工的に組織や臓器を作成する技術です。現在では主に皮膚、骨、軟骨などの再生が研究されており、動物医療においても応用され始めています。将来的には、損傷した臓器や骨の修復、再生が可能になることが期待されています。

動物の再生医療は、特に以下のような疾患に対して使用されます。

  • 関節炎や変形性関節症
  • 椎間板ヘルニア
  • 靱帯損傷や腱の損傷
  • 神経疾患
  • 慢性的な傷や皮膚疾患

特に犬や猫の関節疾患や神経疾患に対して効果が期待されています。

動物の再生医療は日々進化しており、将来的には臓器の再生がん治療、さらには遺伝性疾患の克服なども期待されています。また、動物の再生医療技術の発展は、人間の医療にも応用されることが多く、双方の医療分野の発展に寄与しています。

このように、再生医療は動物たちの**QOL(生活の質)**を向上させ、より健康で長生きできる未来を目指すための重要な医療技術となっています。

当院は、動物再生医療技術研究組合(PARM)と安全安心医療研究会に加入しています。PARMでは、治らない病気・怪我に対して、新たな選択肢の一つとなる治療法を提供するため、「免疫機能を調整したり、自己治癒力を促進する細胞」を用いた再生医療(細胞治療)の適切な普及を目指して、臨床研究に取り組んでおります。

当院でも、当組合の仕組みを使った再生医療(細胞治療)及び人乳歯歯髄幹細胞培養上清を用いた再生医療を行うことが可能です。

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